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侮るなかれ!フラッシュカードのメリットとは?

こんにちは、カトウです。


みなさんは昔ながらのフラッシュカードを使ったことがありますか?またフラッシュカードといえばどんなイメージを持っていますか?


・手書きで作成するのが面倒

・あまり効果がない


といったデメリットを感じている方もいると思います。

しかし、実はフラッシュカードが記憶するのに効果的なツールだということをご存知でしたか?


今回は、前回のブログに引き続き『記憶はスキル』という本にフラッシュカードを使うメリットと5つのポイントが載っていたので紹介したいと思います。ぜひ最後までご覧いただければと思います。




〈フラッシュカードを使うメリット〉

フラッシュカードを使うメリットとは

①自由にレイアウトできる

出題から回答の形式、デザインまで自由に作成できるので、全て自分好みの使い方にアレンジすることができます。アプリや単語帳などは形式が制限されていることが多いため、自由にレイアウトできることがフラッシュカードの大きなメリットとなります。


②自分で作成することによる記憶への効果

自分でカードを作成する事で常に能動的にアウトプットができ、作成する時点で記憶に対して効果を発揮します。

また、インターネットが繋がらない場所や寝る前も勉強することができるという点もメリットと言えるでしょう。



〈フラッシュカードの効果を高めるポイント〉

フラッシュカードを効果的に使う方法は5つあります。


①適切な分量でまとめる

目安の量は以下の通りです。


・長い文章を記憶する場合:10個程度

・単語など情報量の少ないものを記憶する場合:20個程度


一度にたくさん作るとそれだけで満足してしまったり、覚えきれなかったり、カードを無くしてしまったりといった可能性もあるので気をつけましょう。

②覚えたもの・覚えていないものを別に管理する

これは少し面倒ですが、記憶のメンテナンスをするためにとても重要なことです。記憶のメンテナンスとは、覚えたもの・まだ覚えていないものを定期的に分ける事です。


メンテナンスの目安としては、


・覚えられたカードを別の束に移し、数日後に再度確認する(3日くらい)

・もし忘れていたら再度戻して覚え、記憶できているものはさらに別の束に移す

・記憶できているものを前回よりも間をあけて確認する(1週間くらい)

・しっかり記憶できていればさらに間をあけて記憶する


これぐらいが良いと思います。

③定期的にシャッフルする

これは単語帳を使う時にも言えることですが、順番が固定されないようにすることが大切です。順番が固定されてしまうとそれをヒントにして答えられるため、覚えられたと勘違いしてしまいます。

④ヒントをつける

完全な状態のものを読み書きするよりも、ヒントを頼りに自分で答えを出す(能動的なアウトプット)=テストすることで記憶の定着度が高まります。


例えば中国語の意味や使い方を覚える場合、ただ単語を読んだり書いたりするよりも、文法などのヒントが書いてある方が覚えやすくなります。

⬆︎「”即使~也”という文法は主語(S)をどこに持ってくるのか」というヒント

これは”即使”の前に主語を持ってくるので、前に「S」とヒントを書きました。

問題の難易度やカードの見やすさを考えると、ヒントの数は1つか2つくらいの方が良いと思います。


このように能動的なアウトプットの効果を高めるためにも難易度を調整できるようにしましょう!

⬆︎「”即使~也”という文法は主語(S)をどこに持ってくるのか」というヒント

これは”即使”の前に主語を持ってくるので、前に「S」とヒントを書きました。

問題の難易度やカードの見やすさを考えると、ヒントの数は1つか2つくらいの方が良いと思います。


このように能動的なアウトプットの効果を高めるためにも難易度を調整できるようにしましょう!


⬆︎「”即使~也”という文法は主語(S)をどこに持ってくるのか」というヒント

これは”也”の前に主語を持ってくるので、「S」とヒントを書きました。

問題の難易度やカードの見やすさを考えると、ヒントの数は1つか2つくらいの方が良いと思います。


このように能動的なアウトプットの効果を高めるためにも難易度を調整できるようにしましょう!


⑤アウトプットしたい形で回答する

頭の中で答えるだけでは正確に思い出せているかどうかを確認することができません。脳の思い込みによって細かい所まで正確に覚えていなくても思い出せたと思ってしまうことがあるため、紙に書いたり声に出したりするなどといった必要な形式でアウトプットしましょう。紙や電子メモパッドを使ったり声に出したりする事で、自分が書いた文字や発音の音がヒントとなり、記憶の対象を思い出しやすくなる効果があります。そのため正確に思い出せているかどうかを確かめることができるのです。


では具体例として私の使い方を紹介します。


私はフラッシュカードを使って教科書の内容を復習しています。(単語や文法の意味・使い方を覚える)

最初は一枚で文章を作り、ある程度覚えられたら枚数を増やし難易度をアップさせています。教科書は1課につき5パートに別れており、1パート5〜7単語、1課で合計30単語程度新しい単語が出てきますが、1パートごとに分けてやっているので、新出単語プラスこの回で勉強した文法と、教科書の内容に関連した単語で合計15〜20枚を覚えるようにしています。




最後にまとめると


〈メリット〉

・自由にレイアウトできる

・自分で作成することによる記憶への効果がある


〈効果を高めるポイント〉

・適切な分量でまとめる

・覚えたもの・覚えていないものを別に管理する

・定期的にシャッフルする

・ヒントをつける

・アウトプットしたい形で回答する



いかがでしたか?今回紹介したポイントを押さえれば、アナログなフラッシュカードもとても良い記憶ツールとなりますので、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか?


今回も最後までご覧いただきありがとうございます!



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